2020年5月28日木曜日

ギルティクラウンOP1「My Dearest」に対する海外の反応

ギルティクラウンOP1
My Dearest
ギルティクラウンプロダクションI.G 6課制作による日本のオリジナルテレビアニメ作品(2011年10月~2012年3月。全22話)。海外でも英語吹き替えやドイツ語吹き替えなどがあり、インターネット配信されているようです。
 OP1は「My Dearest」(2話~12話)。supercellの4枚目のシングルで、この時のボーカルはこゑださん。
 コメントは上記の動画より抜粋翻訳。
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・ギルティクラウン:みんなが大好きなOPがあるアニメ
 しかし、誰もアニメ自体を実際に見たことがない

・ぐぬぬ

・私が2周見た数少ないアニメの一つだよ。ファンタスティックだ

だんだん支離滅裂かつ陳腐になっていくんだ 
 クリエイティブな設定だし、忘れられないキャラたちなんだけどね

・終わり方が好きじゃない

一番良いところはいのりが歌いだすところだね
楪 いのり(ゆずりは いのり;cv.茅野愛衣)
ヒロイン(16歳)。EGOISTのボーカル。
巨大な剣のヴォイドを出す。


・私:息を吸い込む
 脳:おい、やめろ
 私:SO EVERYTHING THAT MAKES ME WHOLE IMA KIMI NI SASAGEYO WOOOOO
 脳:I'm yours
 (※冒頭を歌うと勝手に歌詞のI'm yours が脳内再生される)

sasageyo sasageyo
 

私はOPを見るために来たんじゃない
 ”sasageyo”のために来たんだ

(※「捧げよう」のところで、進撃の巨人2期OPや進撃の巨人でエルヴィンが「心臓を捧げよ!」と言うのを思い出すという内容のコメントがたくさんありました。)

SASAGEYOUの第一世代

・歌の最初の10秒は、この10年で一番記憶に残るパートだ

・このアニメ大好きだから次のシーズンを作ってほしい

・コロナウィルスで急にギルティクラウンを思い出して来た
 みんなが無事でいられますように

・たとえみんながストーリーは良くないって言っても、このキャッチーで傑作のOPテーマを否定する人はいない

・素晴らしいOPだね

・OPはかなりクールだけど、アニメはひどいもんさ

・ SO EVERYTHING THAT MAKES ME WHOLE EAT MY KIDNEY SASAGEYO
 (冒頭部分で、「今君に」が「イーマイキッドニー」(私の腎臓を食べて)に聴こえるというコメント)

・そうとしか聞こえなくなったじゃないか。何てことをしてくれたんだ・・・ 
 
・ 泣きはしなかったけど、悲しくなる話だった

・OPはとてもよい。素晴らしい
 ストーリーは悲しい。良いストーリーだよ

・アニメ本編を見る前でも、このOPに夢中になるだろ

・今まで見た中で一番のアニメ。泣いたよ

・この歌を聞くたびに頬を涙が伝うよ

・みんなが大好きなOP

・アニメはコードギアスに似てる。後半、ダメになるまでは。
 サントラ、OP、エンディングはユニーク
 

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以上です。
放送から何年も経っているのに、新しいコメントが多数ありました。OPや歌に関してはとても高評価のようですが、ストーリーの評価は割れているようです。

劇中のEGOISTという音楽グループ(supercellのryoが楽曲、ボーカルはchelly)が実際に誕生し、今作の2つ目のOP2やED1を担当し、アニメ終了後も他作品の歌(サイコパスのEDやカバネリのOPなど)を担当するなど活動をしています。また、作品の音楽担当はガンダムUCや進撃の巨人などの音楽を手掛けた澤野弘之氏で、挿入歌やBGMにとても恵まれた作品でした。それらの楽曲もいずれ取り上げます。

2020年5月27日水曜日

オーバーロードⅢ ED「Silent Solitude」に対する海外の反応

オーバーロード3ED
Silent Solitude

 オーバーロードⅢ丸山くがね氏による小説「オーバーロード」の第三期。イラストはso-binさん。英語吹き替え版やフランス語吹き替え版などが制作され、字幕版も含めて多くの国に配信されています。
 海外でもOverloadはかなりの人気で、英語版1巻のamazonでのレビュー数は660件を超えています(2020年5月時点。ジャンルは違いますが、アメリカ文学賞であるエドガー賞にノミネートされて高い評価を得た東野圭吾氏の「容疑者Xの献身」(英語版)と同じくらいのレビュー数です)
 EDはOxT(オクト)の「Silent Solitude」。2018年8月にリリースした楽曲で、同年11月には以前ご紹介したSSSS.GRIDMANのOP「UNIONをリリースしました。
 コメントは上記の動画より抜粋翻訳。
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・イラストがかなりパワフルだ

私はアーティストだけど、こういう絵は神の領域

・so-binさんのアートだよ

・so-binは最高のアーティスト

 ・このイラストはワールドクラスのアイテムだからね
 
 ・このイラストはストーリーに本当に良く合ってる。アインズは世界を覆う闇で、クライムやブレインはガゼフの犠牲に守られている。ジルクニフは信頼していた魔術師のせいで失墜する。守護者たちは守護者統括のアルベドが一番闇の深いところにいる。セバスとコキュートスはこちらに背を向けているのは、彼らがアインズの命令に時々背くことを意味している。最後に、アインズが光に手を伸ばす。彼の血は血に汚れている。光に手が届く前に彼は消えてしまうのは、どんなに努力しても届かないことを意味している。 
※アインズ・ウール・ゴウン(cv.日野聡):主人公。
現実世界では鈴木悟。
ゲームにログインしたまま、アバターの姿でギルド拠点であるナザリック地下大墳墓やNPCである階層守護者らと一緒に異世界へ転移した。

※アルベド(cv.原由実):階層守護者統括。
アインズを溺愛している。

・正直、OPよりもEDのほうが良いよね

・OPも好きだよ、でもEDのほうがかなり良いね。感傷的で、悲劇的で、心に残る。

・個人的には、オーバーロードのシリーズは今まで見たアニメの中でも最高のエンディングがある作品だと思う

・同意

・最高の終わり方だな。デミウルゴスは超かっこいい

・それに双子の目にはぞっとするね

・双子も、シャルティアもデミウルゴスもかっこよくみえる

・セバスは病んでるっぽい

最高のシーンはアウラとマーレが目を輝かせているところかな。彼らは無垢で無害な見た目だけど、実際には他の守護者たちと同じく強大な力や無慈悲さを持っている。
あと、デミウルゴスは邪悪で超格好良い! 
※アウラ(cv.加藤英美里)とマーレ(cv.内山夕実):双子。階層守護者。
二人ともオッドアイ。アウラは男装しているが、マーレは女装しているが

※シャルティア・ブラッドフォールン(cv.上坂すみれ)
階層守護者。吸血鬼。

私は、最後のところでアインズの手が光の中で砕け散るのは、彼がアンデッドになって人間性を失っていくことを表現しているように思う。

歌詞を聞くと、皆がナザリックの企みや悪夢に引きずり込まれていくことを伝えている。 最後にアインズが光に手を伸ばすのは、彼もその終わらない悪夢に囚われて人間性を失っていくことを意味しているように推測する。

悪夢はいつでも夢として始まるものさ

オーバーロードは各シーズンで20~24話ほしいな、
 12~13話じゃ満足できない

・Myth&RoidとOxTはレギュラー

・so-binもね

・オーバーロードのエンディングのイラストは毎回大好きだよ

・デミウルゴスの邪悪な笑みが好き
※デミウルゴス(加藤将之):階層守護者。悪魔。

・このEDを初めて見た時、エンリとンフィーレアが死ぬんじゃないかと思った

・最も印象的で美しいエンディンング

・完璧に美しい。歌もイラストお完璧に合ってる

パワフルなイラストだ(特にデミウルゴス)
 ところで、歌にLinkinPark(※有名ロックバンド)っぽい感じがするのは私だけ?

・ディストーションのせいかな

始まり方と終わり方がそれっぽいんだね

・SUBARASHI!!!

・イラストが音楽に完璧に合っている傑作だ

・素晴らしいイラストとEDソング

・オーバーロードの一番のエンディングテーマだ

・アニメ本編もこのイラストみたいだったらな

・アインズ・ウール・ゴウンに栄光を。

・次のシーズンが待ち遠しい

・オーバーロードは最高のアニメ。4期があることを願う


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以上です。
 映像や歌詞にストーリーのどのような暗喩が含まれているのか考察している長文コメントがたくさんありました。小説の既読者も多いようです。
 so-binさんのイラストは大人気なようです。日本の漫画やアニメのスタイルもありながら、海外で好まれる暗めでリアルな彩色のアートスタイルが人気なようです。
 英語版も文字が英語に変わるだけで同じ表紙のデザインで発売されているようす。そういえばなんとなく海外のファンタジーノベルにも見えます。ちなみに海外ファンタジーノベルの表紙は実写が多いですが、イラストになるとこんな感じです↓

 過去に北米などでライトノベルを一般的な購買層に広げるために表紙を実写に差し替えたり、外のカバーを実写にして中に日本のオリジナルイラストを入れるというようなこともあったのですが、ライトノベル(light novel)というジャンルが確立されてきたことや電子書籍の普及、海外のファンからの要望もあり、今ではオリジナルのイラストがそのまま使われることがほとんどです(参考)。
 ちなみに、海外の小説投稿サイトを見てみると、小説家になろうと同じく、ティーン(ヤングアダルト)向け小説が上位を占めていました。異世界ものはなくて、二次創作やコミカルなファンタジーや、彼氏がマフィアみたいな少女向け小説なんかが人気のようです。読者数が比較にならないほど多いですし、書店でもヤングアダルト小説の人気は高いそうでので、言葉や文化の壁はありますが、日本のライトノベルも今後英語圏でも人気が出ていってほしいですね。

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