2020年3月29日日曜日

「日本語って美しい」アニメ映画 美女と野獣 より「美女と野獣」日本語版に対する海外の反応

美女と野獣 挿入歌
ビューティー・アンド・ザ・ビースト
〜美女と野獣~

美女と野獣(1991年。日本での公開は1992年)は同名のフランスの民話(ボーモン夫人版)を元にしたディズニーの長編アニメ映画。アカデミー賞でアニメ映画で初となる作品賞にノミネートされた作品。2017年にエマ・ワトソン主演で実写映画化もされました。

今回取り上げるのは「ビューティー・アンド・ザ・ビースト〜美女と野獣」。オリジナルではポット夫人を演じるアンジェラ・ランズベリーさんが歌っていますが、日本語版ではポット夫人の声は福田公子さんですが、歌唱はポプラさん(「夢戦士ウィングマン」の主題歌「異次元ストーリー」等を歌われていた方)がされています。
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・アイ ノ トビラ って愛の扉(door of love)ってこと?

   ・そうだよ。

どうして英語より日本語版の方が良いんだ? 

   ・日本のものは全部優れてるんだ

   ・君が日本かぶれだからだろ

日本語ってなんてスイートで素敵な言語なのかしら

・これは美しいね

・うん、この歌詞や歌によく合ってるね

日本語は世界で一番美しい言語だ。
 そしてメンケン(※作曲家)の歌は世界で一番美しい歌だ。
 つまり、足し合わせると……

・ラブリー
 日本語大好き

・日本語でこの映画を見たいな。字幕なしでもさ
 何回も見たら何を言ってるのかわかるよね

・素晴らしい! 日本語ってかなり美しい言葉なんだね

・美しく聞こえるね。アリガト!

”sh”って音がこの言語にはたくさんでてくることに気づいた

  ・日本語(や韓国語)では、Sで始まる発音の時、shiになることが多い
   だから、”si”って発音がないんだ
   日本人は”She”と”See”を区別できないんだよ(sitとshitもね)

※ Sheの発音記号は「ʃi:」で「無声後部歯茎摩擦音」、seeは「si:」で「無声歯茎摩擦音」。つまり、舌を後部歯茎に接近させて「シュ」っていう音が入ってるのと、舌の先と歯茎で隙間を作って起こす「スィ」って音が入ってる違いかと。詳しくはこちらの方のブログをどうぞ。日本語のシとも違うみたいです。 確かに「シット」の発音でsit(座る)とshit(くそ)を間違えるのはまずい。

  (※日本人のコメント)
   日本だとshやsiと発音する人がいるし、
   実際日本人のshiはどちらでもないように聞こえる
   この歌手はsheのようにshを発音している
   古いタイプの日本語みたいで私にはちょっと耳障りに聞こえる
   若い人はたいてい気にしないと思うけど
   学生のころ、
   She sells seashells down by the sea shore
   って有名な早口言葉を練習させられて、かなり混乱した

・母音の音がとても耳を惹きつける。流れるようだ

・素晴らしい!!!
 日本語の声はオリジナルの声みたいじゃないか!!

・まさか・・英語のほうが良いよ 歌も歌詞も英語の方が格好良い

・Domo arigato ノルウェーより挨拶

・涙をこらえる・・・だめだ! 
 ヤバいくらい美しい

・ちくしょう 泣いちゃった

・とってもきれいに聞こえるね! マジで大好き!

・なんてロマンチックなの
 「愛のとびら」、か

・この映画は最高だよ! 
 日本語吹き替えでディズニーを見るのが好きなんだ!

・禅だ、心を静めよ! 大好き!

愛の扉か、ふーむ、訳の仕方が興味深いな
 いずれにせよとってもよく聞こえる
 ディズニーはもしかしたら言語の橋渡しをしてるんじゃないかな

・本当に泣いちゃった。素晴らしい

・英語版やフランス語版より私は日本語版がお気に入り
 この女性の声はかなり美しい

日本語を勉強してるんだけど、”g”(※ガ行)の発音を日本の方言で”ng”(※鼻濁音)と発音するって習った。
 今まで聞いたことなかったけど、この歌の中にいくぶん入ってるね
 そこも好きだよ
(※ガ行の鼻濁音は東北地方や東京方言など一般的に東日本でみられるそうです(wiki))

・英語版が大好きだけど、こっちもかなり好きだよ

最後の「おやすみ」だけ理解できた
 でも、とっても美しい歌だね

・親愛なる日本の女性歌手へ
 ゆっくり歌ってくれてるおかげで、ガイジンでも日本語の良さがよくわかる

・わお、すごい! 日本語吹き替えがあったなんて知らなかった

・日本語のかなり良いね!

・日本語やJ-popが好きなんだけど、この歌は知らなかったな
 歌手が良くないんだよ、絢香を聞いてよ
 彼女はとっても歌がうまいんだ。彼女にリメイクしてほしいね!

・歌詞が英語のと全然違うね
 そこにちょっと驚いた

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ゆっくり歌っているためか、発音に関する意見がちらほらありました。日本人が区別せず話している言葉にいろんな発音や発声が混ざって聞こえるのは日本語を勉強している外国人には良くあることのようです。

 2017年の実写版も良かったですね。昆夏美さんと山崎育三郎さんが歌う「美女と野獣」では、和訳の歌詞も大幅に変わっていました。「愛のとびら~」のところは、英語版と同じ「Beauty & the Beast」になっています。
 今回はおまけで実写版の動画(英語)を貼っておきます。この動画の日本語字幕は(歌唱を前提としていないので)英語の歌詞の意味を良く捉えていると思います。
*アリアナ・グランデ&ジョン・レジェンドが歌う実写版『美女と野獣』主題歌MV*
エマ・ワトソンも出てきます
関連動画
アラジン「A Whole New World 」日本語版に対する海外の反応 
アラジン「Friend like me」 日本語版と、「Prince Al」日本語版に対する海外の反応

2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

日本アニメの世界的人気の理由の半分は日本語の語感の良さが理由という話もある
曖昧な発音が無いので外国人が聞いても少なくとも不快にはなりづらいと言語学的にも論文がある

匿名 さんのコメント...

歌詞が全然違うんだよな
オリジナルは「愛の扉」のところが「beauty and beast」
直訳して美女と野獣〜♪なんてしてたらコントみたいだったよねww日本語の歌詞のほうが美しい

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