2020年4月10日金曜日

「紅の豚」主題歌 加藤登紀子「さくらんぼの実る頃」に対する海外の反応

紅の豚 主題歌
さくらんぼの実る頃
紅の豚はスタジオジブリ制作のアニメ映画(1992年)。宮崎駿監督の漫画「飛空艇時代」を原作としているそうです。前作「魔女の宅急便」に続いて劇場用アニメ映画の興行成績の日本記録を更新したそうです(wiki)。
 多くの国で吹き替えがされていますが、英語版は主人公の名前でもある「Porco Rosso」(イタリア語で紅の豚)のタイトルでリリースされています。英語吹き替えは2002年のJAL版と、2005年のディズニー版があるようです(英語版のwikiによると、2002年のJAL版でポルコ・ロッソの吹き替えをしたのはパトリック・ハーラン⇒お笑い芸人のパックンが担当したそうです)。ディズニー版のアフレコの様子は記事下部に。
 主題歌はジーナの声の加藤登紀子さんが歌う「さくらんぼの実る頃」。原曲は、フランスのシャンソン「Le Temps des cerises(ル・タン・デ・スリーズ)」(日本が慶応元年の頃発表)です。加藤さんは東大在学中にシャンソンコンクールで優勝し、数々の名曲を歌ってこられ、紅の豚の公開と同年にフランス政府から芸術文化勲章を授与さたそうです(wiki)。
 コメントは上記動画や同様動画より抜粋翻訳。
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・ラジオから流れてるやつのフルバージョンが欲しいな

・ベトナムより、ジブリ大好き

・アメリカのファンのための共産主義者の歌
(※この歌は共産主義自治政府パリ・コミューンの一員が作った歌で、パリコミューンが「血の一週間」などで崩壊(コミューンのメンバーの多くは処刑)後成立した第三共和政に批判的な一部のパリ市民が唄ったという経緯があります)

・過小評価されている映画における、美しいシーンだ
 
・歌手が日本人だなんて信じられない

   ・そう?
    何人かのフランス人はフランス語のアクセントが変って言ってたよ
   
   ・まぁ、そうだろうね 発音はちょっと当てにならないな

   ・フランス人だけど、確かに発音は変だよ

   ・エディットピアフの特徴を捉えてる
    僕は最初、彼女の歌かと思ったよ
(※エディット・ピアフは「ばら色の人生」「愛の賛歌」などで超有名なフランスのシャンソン歌手)

・ラブリー

この歌の楽譜のためならなんでもする

   ・ネットですぐ出てくるよ。有名なフランスの共産主義者の歌だから
  
     ・映画で使われてるの楽譜のことだよ

         ・一緒だよ
   
・この映画はとても詩的で、宮崎駿の最高作と思う


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発音に関して、英語圏の方からは高評価、フランス語ネイティブからは少し違和感があるとの指摘がありましたが、受け入れられているようです。
おまけ
ディズニー版の英語吹き替え作業
 ディズニーの英語吹き替え版ポルコの声をしているのは、1989年からの映画バットマンシリーズで主人公ブルース・ウェインを演じていたマイケル・キートンさんです。皆さん、全体的によく合っていますね。ジーナの声の方が「イタリアが舞台の日本オリジナルのアニメの英語吹き替えでフランス語で歌ってる」って言って目を寄せてるのが面白いです。
関連項目

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

アクセントに多少の違和感が残るのは仕方無いだろう。

子供の頃からその言語を使う環境で育たない限り、ネイティヴになるのは不可能なのだから。

それでも外国人の日本語よりは、遥かに完成度が高いけどね。

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